少し前になりますが、先月の29日に盛和塾の北海道世話人会がありました。
以前にも紹介しましたが、盛和塾というのは京セラの名誉会長、またこの度JALの会長に就任しました稲盛和夫さんが主宰する経営者の為の勉強会です。
現在塾生は5700名を超しています。
今回の集まりには、盛和塾生12名、盛和塾本部から1名、JALから3名計16名出席で始まりました。
今回のテーマは「JALを応援する」です。
稲盛さんがJALの会長になり、私たち盛和塾の塾生がどのような応援が出来るのか。
それは、JALを使うことでしかありません。
そして、周りの人達にも勧めることです。
盛和塾生1名当たり100枚の「JAL応援団」というカードが郵送さら、それを周りの人々に配り、利用をお願いすることになりました。
JAL側としても、紹介利用されたお客様に「LALさくらラウンジ」を利用できる等の特典も付ける予定です。
JALは販促運動を進める盛和塾生に対しても、何か特典をと考えていましたが、塾生のほとんどがそれを拒否しました。
JALを応援するのは、稲盛塾長を支えるのが目的です。
特典は必要ないとの意見です。
稲盛さんはJAL会長を受けた理由を就任の時述べています。
「日本を代表するJALをつぶしてはいけない。日本の損失である。」といい、また「4万人の従業員を路頭に迷わすことはできない」と、この2点が引き受けの理由でした。
そして常に私たちにお話ししています、「人生生きていく中で最も大事なことは、世のため人のために貢献すること」を実践しようとしているのです。
マスコミによると、それまでには他の経営者に打診があったそうですが、再建困難との理由で受けなかったそうです。
稲盛さんは今年78歳。今まで京セラ、KDDIを創り、優良企業に育ててきた実績を見れば、いまさらLAL会長を引き受けなくても、既に国内外から優れた経営者として認知されています。
それなのに、もしかしたら、失敗してその名声に傷を付けてしまうかもしれません。
それをあえて引き受けるのです。
私は60歳になりました。「もう年かな」と思うことがありましたが、まだまだです。
稲盛さんからまた勇気をもらいました。
「JAL応援団」のカードを使った人の話によりますと、飛行機に乗る時、応援メッセ―ジを書てキャビンアテンダントしたところ、大変喜んでわざわざ席まで来てお礼を言ったそうです。そして飛行機を降りるとき彼女から「頑張ります。ありがとうございました。」と書かれたメッセージカードを渡されたそうです。
JALのサービスが悪いからと言って責めるばかりでなく、「頑張れ」のメッセージを発することで、仕事に対するやる気と使命感を持たせることが出来るのです。
皆さんもどうぞJALを利用してください。
そしてJALで働く人たちに勇気と元気を与えてください。