以前読んだ本の中に、ダーウィンの言葉が紹介されていました。
「どんなに気に入った仮設でも、事実がそれに反すると証明されれば、すぐそれを放棄するために、いつでも自分の心を自由にして置くように努めてきた。」
これは自分に自信が無いと言えない言葉です。
自分が考え、主張していた仮設を他人が間違いだと証明した時、それを素直に認める。
それは事実を追求する科学者にとって必要なことでしょう。
しかしそれでも認めることは難しいこと。
一時的にでも自分を否定してしまうことになります。
エライ先生だと、なお難しいことでしょう。
今、世の中には思いもよらないことが多く起きています。
それらの専門家や先生たちは自説にこだわり混乱が起きています。
原発問題ばかりでなく政界、経済界でも起きています。
と言いながら、わが身に振り返ってみれば、「自分がそうなのではないか」ということに気付きます。
「自分の心を自由にする」とは、深く学ぶと共に人間性の成長によって生まれるのでしょうか。
修行が足りません。