今朝の日経新聞の一面に「シャープ主要事業売却」と大きく載っていました。
シャープの存続がどうなるか気になります。
10年ほど前でしょうか、シャープの液晶パネルの亀山工場はブランドでした。
この工場で生産された液晶テレビは大変な人気。
私もどうせ液晶テレビを買うなら「シャープの亀山工場製」と思い、買った覚えがあります。
また吉永小百合さんがその宣伝をし、益々ブランド力が高まりました。
確か当時、最新鋭のアメリカの戦闘機に装備されている液晶もシャープ製だったという記憶があります。
そんなシャープがこんなに落ち込んでしまった。
また、ダントツの売上と利益を出していた任天堂も急下降しています
ついこの間まですごい勢いだった携帯電話のノキアも苦しんでいると言われています。
急激な消費動向変化についていけなくなっているのです。
旧来の大企業が衰退しているのと反対に、ここ10年でベンチャー起業の会社が売上を伸ばしています。
日本でもこれからドンドン新陳代謝が進みそうです。
大企業に勤めているからと言って安心なんかできません。
一方、それでは日本の企業は全て力を無くしているか、中国・韓国の企業に太刀打ちできないかというとそうでもないのです。
サムスンは液晶や半導体など多くの分野で日本を凌駕しています。
しかしあまり知られていませんが、サムスン電子が使っている半導体や液晶を製造する機械は例外なく日本製です。
韓国で製造されている主要製品の機械はほとんどが日本製です。部品もそうです。
ですから現在の対韓国の貿易収支も黒字なのです。
日本の底力はまだまだだ強いのです。
でもいつまでもその力があるか分かりません。
重要なことは、会社は新規事業に挑戦し、その為に企業内起業家を育てること。
これから多くの新しい力が必要です。
今こそ起業家育成が必要な時なのです。