私が住み仕事をしている琴似という街は北海道で2番目に古い商店街と言われています。
一番古いのが狸小路です。
琴似の街は35年ほど前に地下鉄のターミナル駅が出来てから賑やかになりました。
琴似生まれの私にとって、小さい頃のことは私の懐かしい思い出ですが、若い人達にとってはもう昔話になっています。
人口も増えました。琴似だけの人口は分かりませんが、琴似のある西区全体では21万人以上に人達が住んでいます。
その西区の中心が琴似で、またその中心が琴似栄町通(通称は琴似本通り)の商店街です。
この商店街は他の地域の人からは大変賑わっていると言われます。
商店街を歩いていて気付くのは、琴似本通りに並ぶ店の様子です。
賑わっていても、空き店舗はあります。
その空き店舗が多いのは、地下鉄琴似駅からJR琴似駅に向かって歩いて行く右側です。
700mの間に5件ほどありますが、左側には空き店舗がほとんどありません。
不景気なので、他の地域の商店街では空き店舗ばかりで困っているということですから、琴似はまだいい方ですが、それでも右側は多いのです。
この傾向は昔からそうです。
左側の並びは太陽が当たります。
反対に右側は当たりにくいのです。
人は太陽が当たる方を歩くようです。
同じ商店街でも、通りの右か左かで商売に大きな影響が出ます。
北海道は雪が多いところです。
陽のあたるところは雪が溶けやすい。
また歩く人も、陽を身体に受けると温かくなります。
必然的に人の交通量が増えます。
雪が降るところでは、店舗を出す場合、陽のあたる場所とそうでない場所、見極めが大切になってきます。