現在の日本は近来大震災や大災害を経験し、また長い不況の中にあります。
そのような中においても、多くの国民の生活は平和で、平穏に暮らしています。
それは過去多くの人達の努力のお陰で成り立っている平和です。
でもそれが行き過ぎてしまったのか、多くの人が何かに挑戦する、頑張ることをしなくなりました。
自分が出来ないその思いを、テレビでオリンピック等のスポーツを見て、自分以外の人が挑戦し頑張っている姿に感動しています。
自分がしない分、他人を通して感動しているのです。
自分は何もしなくても、「誰かが何かをしてくれる」のを待っています。
いつの間にかそうなっているのです。
日本は世界で一番の社会主義国と言われるくらい、手厚く国民は守られています。
いつの間にか挑戦心が薄れています。
先日の新聞に「1万社起業へ支援」という記事が掲載されていました。
起業を促すために数百万程度の小口の助成金制度を創設するというものです。
これも甘えを助長するモノだという気がします。
国や自治体からのお金に頼らず、苦労して自分が出来る範囲でお金を集め起業する。
そのような心意気が無ければ、起業は成功しません。
一度でも補助金のうま味知ると、何かある度に「補助金目当ての心」が生まれます。
補助金が出る事業を探したりします。
今、起業時に本当に必要なのは「マンパワー」の支援です。
友人やメンター・コーチになる人達とのネットワーク作りこそが大切です。
下手なお金の支援は起業家の心を堕落させてしまいます。
「誰かが何かをしてくれる」という思いを排除することこそ、起業する時に必要な心意気に繋がります。