出会いには、人との出会い、モノとの出会い等があります。
折角の出会いがあってもそれを「良き出会い」と感じられる感性を普段から磨いておかないとダメです。
出会いの中で私が大切にしているのは本との出会いです。
今の私があるのは良き本との出会いがあったからだと思っています。
私が30歳代の初め頃まで、あまり本を読んでいませんでした。
家に帰ると酒を飲んでテレビを見て寝るだけ。
ある時、私の部下と話をしていると本の話が出ました。
彼は多くの経済小説を読んでいるようでした。
話を聞いて私は奮起しました。
「私も読もう!」と思い、手始めに城山三郎さんの本を片っ端から読みました。
次は松下幸之助さん、本田宗一郎さん、土光敏夫さんに関する本も読みました。
安岡正篤さん、中村天風さんの本も読みました。
そして稲盛和夫さんの「敬天愛人」という本に出会い、稲盛さんを師と仰ごうと思い、盛和塾に入塾しました。
本で人生が変わりました。
そんなこともあって私は暇があれば本屋をのぞきます。
古本屋見も行きます。
お陰さまで時々良き出会いがあります。
今日もどこかの本屋に行こうかと思っています。