「人はその長所のみとらば可なり。短所を知るを要せず」
これは江戸時代の儒学者萩生徂徠の言葉です。
同じようなことはよく言われることです。
人は長所も短所もあります。完全な人はいません。
それが分かっているのに、人はつい他人の短所ばかりに目が行きがちです。
会社の中にもあります。
ついその人の欠点ばかりに目が行き、本来の能力を見ようとしない。
それが行き過ぎると減点主義的に人事評価をしてしまいます。
結果その人を使いこなせずいると、お互いに不幸です。
上に立つ者の度量の大きさが必要と言われるのは、こんな時にも表れてくるのでしょう。