2日前に事業計画書についてこのブログで書きました。
事業計画書には2種類あって、新しいことを始める時の「新事業計画書」と、同じ事業の中で次年度または中長期計画を立てる「事業計画書」があります。
私はどちらの事業計画作りも経験していますが、その内容は会社トップの経営姿勢、意欲が反映されます。
私が事業計画作りで鍛えられたのは、不可能と思われる目標数字の達成を求められたことです。
自分なりに市場環境を調べ、マーケッティングも行いその結果出た収益予想数字では通らないのです。
それより高い数字が求められます。
そうなると、もう一度計画内容を見直さなければなりません。
求められる目標数字から逆算して、単価を上げることが出来るか、客数を上げることは出来るか、仕入値を下げる可能性はあるのか等の見直しを、これでもかと思われる位します。
その時ツイ弱気になり、数字を作り上げてはいけません。
出来もしない数字を書いて「紙に描いたボタ餅」になってはいけません。
その数字の具体的な裏付けが無ければなりません。
そのようなことをしているうちに、鍛えられました。
もしもトップが単に優しいだけの人では、そうはならなかったと思います。
時には無茶苦茶と思われる要求をされることがありますが、拒否せずまず受けてみること。
そこからまた新しい展開が生まれます。
「おまえが出来ないことを他の人が出来たとしたら悔しくないか!」
こんな言葉をよく言われたのを思い出します。