「利益」と「リスク」は前向きの経営をする時、常に付きまといます。
経営者はこのバランスを考え経営します。
恐がってばかりでは、利益を得れる仕事が出来ません。
だからと言って、準備も段取りもしないで、濡れた丸木橋を下駄で渡るような経営は谷底へ真っ逆さまです。
稲盛和夫さんは「自分は怖がりで心配性だ」と言っています。
だからと言って恐がってばかりいた訳ではありません。
ご存じのように企業を拡大し世界に冠たる会社を作りました。
恐がりの人が慎重に検討して決断・実行することが大切なのです。
私も父から言われていました。
「見通しの立たない仕事はするな!」と。
当り前のようですが、実際には思いだけが先行して事を始め、失敗するケースが多いのです。
ソフトバンクの孫さんがアメリカのスプリント・ネクステル社を買収しました。
その買収金額は巨額で不安視されています。
それでも孫さんは過去の3回の買収で成功した実績から、4回目も成功しますと言いきっています。
しっかり見通しが立っているのでしょう。
ぜひとも成功してほしいと思います。
ちなみに、孫さんも若い頃は稲盛さんの盛和塾に入って勉強していたそうです。