ある本を読んでいてわかったのですが、宮本武蔵の書いた五輪書に「観の目」と「見の目」という言葉が書かれているそうです。
会社である問題を発見して解決していく。
これは経営者の仕事です。
でも問題があってもそれが問題だと気付かない、見慣れてしまって分からない。
そのような注意力の乏しい状態を「見の目」と言います。
大きな問題は、気付くか気付かないか分からないような、氷山の一角の下に隠れていることが多いです。
常に気を配り、身を乗り出して見る目それが「観の目」です。
五輪書には「観の目強く、見の目弱く」と書かれています。
「観の目を強く」は、稲盛さんがよく言われる「有意注意」の言葉と同じでしょう。
考えさせられました。