週末京都に行ってきました。
10日に開催された「京都賞」の授賞式に招待された形で出席しました。
「京都賞」とは1984年に始まり、科学や技術、文化において著しい貢献をした人々に与えられる国際賞です。
「先端技術部門」「基礎科学部門」「思想・芸術部門」の3つの賞が贈られます。
過去にはこの受賞者の中から多くのノーベル賞受賞者が選出されています。
「先端技術部門」では「コンピューターグラフィックスと対話的インタフェースにおける先駆的業績」を評価されてアメリカのアイバン・エドワード・サザランド氏。
「基礎科学部門」には「自らのタンパク質分解を行う自食作用の解明『オートファジー』」に関した研究評価で大隅良典氏。
「思想・芸術部門」では「知的植民地主義に抗う、開かれた人文学の提唱と実践」を評価されてインドのガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク氏が選ばれ受賞しました。
この「京都賞」は稲盛和夫さんが自費で設立した稲盛財団が主催運営し、受賞者にはそれぞれ賞金5000万円授与されました。
授賞式出席者は原則男性はタキシード、女性はドレスの着用と言われていました。
原則はタキシードなのですが、私はタキシードは持っていませんので普通のスーツで行きました。
会場にはスーツの人もいましたが、多くはやはりタキシード。
タキシードやイブニングドレスの人達が集まる授賞式は初めての経験です。
授賞式は高円宮妃久子殿下のご臨席のもと、約1,700名が出席し、開会後、祝典序曲や奉祝能が披露されはじまりました。
厳粛な緊張感漂う式典は約2時間で終わりました。
今回は良き機会を与えられ、普段味わえることのない時を過ごしました。