昨夜はサックスのレッスンを受けて来ました。
3年ほど前から近くのヤマハ音楽教室で習っています。
3年経ってもあまり上手くなりませんが、教室に定期的に通うことで続けてこられたのだと思っています。
このヤマハ音楽教室に通う人は日本で約50万人(平成16年)いるそうです。
この数の大きな変動はないようです。
1人当たり月の授業料が7000円とすると単純計算で月売上35億円、年間420億円です。
ヤマハ㈱は楽器を売っている会社です。
最初はその楽器の売上を上げる為に教室を始めました。
その教室の売上が年間420億円にもなっているのです。
商売には「鉄砲を売る商売」と「弾を売る商売」があります。
「鉄砲を売る商売」は1度売ると再購入していただけにくい商品。
例えば家とか自動車等です。
「弾を売る商売」はダスキンの様に少額だけれど購入が長く続く商売です。
ヤマハの商売は楽器という鉄砲を売り、それを練習するための音楽教室という弾も売っています。
鉄砲も弾も売る。
考えればよく出来たシステムです。
私が通っているヤマハ音楽教室はヤマハの店舗の中にあります。
以前は沢山の楽器があったのが今はピアノだけ。
消耗品もほとんど置いていません。
経営方針として楽器より音楽教室に力を入れているのでしょうか。
確かに生徒が使う楽器はヤマハでないメーカーのモノも多いです。
それにしても鉄砲と弾を同時に売る商売はそう多くはないでしょう。
それを見付けると面白いビジネスが生まれるかもしれません。