今朝の日経新聞の「春秋」のコーナーにスポーツ選手のことが書かれていました。
今年の箱根駅伝で去年の惨敗から1年で優勝した日体大と、大学選手権で4連覇を果たした帝京大ラクビー部の選手です。
どちらも毎日、普通の決まりごとをキチンとこなすことで共通していました。
帝京大ラクビー部の生活態度の良さ、礼儀正しさが際立っていると書かれています。
日本電産の永守社長が常に唱えている、6Sと言われる「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」「作法」のままです。
どの世界でも共通することです。
ただこれだけではそれなりの人間には成れても、殻を破り、化けることは出来ないと私は思います。
基本的な6Sを守り、身についた上でそれを破る。
「守・破・離」になります。
人は基本的なことは守りやすいです。
教えてくれる人がいて、言われた通り、それさえしていれば問題ないという安心があります。
しかしそれを破った先にある世界は自分で責任をもって歩まなければなりません。
未知の世界です。
だから多くの人が踏み出せないのです。
逆に言うと、踏み出す人が少ないからこそ成功の可能性が高いとも言えます。
だから破り踏み出そうとします。
でも破れない。
たとえ1つ破っても、その外にまた殻があります。
そのような悩みを背負いながら年老いてゆきます。