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起業メンター日記

言葉の重み

先日テレビを見ていたら、有名人の「通帳拝見」の様な番組が流れていました。

その中の1人に森永卓郎さんがいました。

その森永さんの通帳残高は1億5千万円を越していました。

ビックリです。

確か森永さんは以前に「年収300万円時代を生き抜く経済学」という本を出し、庶民派の経済評論家として活躍していますので、そのギャップに驚きです。

たまたま森永さんを取り上げましたが、その他にも庶民派を謳いながらそれとはかけ離れた生活をしているコメンテーターや評論家は沢山います。

お金を稼ぐことはいいのです。

ただ、テレビで「円安で物価が高くなり、電気料金が〇〇円上がります。パンが△△円上がり家計に影響を与えて大変です」と言っている言葉にどれほどの真剣さがあるか、現実感があるか疑問に思ってしまいます。

以前にも紹介しましたが、土光敏夫さんは石川播磨重工・東芝の社長、そして経団連の会長を経験し、多くの報酬を得ましたが、そのほとんどをお母さんが創立した「橘学苑」という女子学園に寄付していました。

その分自分の生活は大変質素だったそうです。

クーラーもない古い家に住み、床屋へは行かず自宅で息子さんにしてもらったり、穴とつぎはぎだらけの帽子をかぶっても平気だったそうです。

土光さんは極端かもしれませんが、驕らない生活をしているからこそ、人に対して本音を話すことが出来る。

人が言う言葉の重みはその人の生活から出てくる。

私はそのように思います。

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