昨夜は久しぶりに盛和塾の勉強会に参加してきました。
今回は「我が経営を語る」ということで2人の社長と会長の話。
2人とも稲盛和夫さんが提唱している「経営の12カ条」に則した経営をしています。
起業してから今までの体験を、良いこと悪いことも含め率直に話してくれました。
その話の中で2つ紹介します。
ある仕事をしている時、お客様の意向で途中設計変更が発生しました。
それに対して1人の社員が「その変更費用お客さんから取れるの?」と聞きました。
その時、その社長は「お金はお客さんから取るのもでなく、お客様から頂くものだ」と注意しました。
それと同時に、社長自身が日常業務の中でその社員にそのような意識を持たせていたということに気付き反省したそうです。
またもう1つ。
事業展開のために東京に社長自身が営業をかけている時、不在がちな札幌の社員との間に意識の齟齬が発生しました。
それまでは連帯意識があると思っていたつもりが、1人の社員を失う結果になってしまったのです。
その時に社長は悩んだそうです。
そして気付いたのは、今まで「報・連・相」の徹底を社員に求めていたが、社長自身が部下に対して「報・連・相」をしていなかったこと。
部下に対しては常に報告を求めているのに、部下に対して連絡・相談をしていない。
これは、自分に自信がある優秀な社長こそ陥りやすい穴です。
昨日の勉強会、本当に勉強になりました