つくづく思うのですが、日本語の表現は美しいです。
好きだという表現に、愛するとか愛(いと)しいがあります。
美しいには端正、涼やか、眉目秀麗、見目麗し等があります。
花が散る様子も違います。
桜は「散る」ですが、椿は「落ちる」、梅は「こぼれる」と表現します。
先日テレビを見ていると若い女性が、「ヤバイ」とか「クソ」という言葉を使っています。
美味しいものを食べても「クソ、ヤバイ」と使います。
本来まずいことが起きた時に使う言葉です。
語彙不足なのでしょう。
日本人なのに日本語を使えなくなってきています。
時折、若い経営者でも若者言葉を使っています。
若いから許されると思っているのでしょうが、仕事上は許されません。
社長ともなれば対外的責任を持った行動と言葉を使わなければなりません。
また社内においても、色々な表現を使って話をするよう努めなければ、説得力が生まれません。
社長にとって必要なのは表現力・発信力です。
その勉強にいいのは本を読むことではないでしょうか。
数多くなくてもいいから読むことです。
時には詩集や短歌・俳句もいいですね。