今年の北海道、札幌の夏は異常に暑いです。
暑さに耐えられず、私はノーネクタイで仕事をしています。
今は役所も銀行もクールビズという事で、ほとんどの会社ではノーネクタイです。
先日、知人が東京から尋ねて来ました。
30度くらい暑い日でしたが、ちゃんとネクタイをしていました。
彼との話はそのネクタイが話題になりました。
彼は仕事柄多くの企業を営業で回るそうです。
東京の夏の暑さは35度を超すモノですから、さすがの彼も上着を手に持ち、ノーネクタイで歩き回ります。
でも、お客様の会社に近づくと、カバンに入れてあるネクタイ締めてから訪問します。
私が「今はどこの会社もノーネクタイでもOKでしょ?」と聞いてみると、「勿論、ほとんどの会社ではノーネクタイでいいようです。」と言います。
でも彼はネクタイを締めるのです。
先日、彼は大事なお客様を訪問した時、お会いした人がネクタイをし、上着を着て現れた時、「ネクタイして来て良かった」と思ったそうです。
何時、どんな高い地位の人が出て来るかわかりません。失礼があってはいけないと思うのです。その方がネクタイをしていたとすれば、尚更のこと、後から絶対後悔すると言うのです。
クールビズの時代ですから、例えネクタイをして行かなくても、そう問題にはならないと思います。
でも、相手が身なりを整えているのに、だらしなくしているのは、彼の流儀では許されなかったのでしょう。
彼はその業界ではトップセールスです。
暑い日にあえて服装を正して面談に行くことは、それなりに相手に真剣さを訴えることになるのです。
勿論、汗をダラダラ流していては不快に思われますから、彼は早めにその会社に着き、会社のロビ-で汗が引くのを待ってから面談申込をするのです。
クールビズでも、暑さに甘えず、真剣さを見せる心構えは大変参考になりました。
盆休みが明けたら私も、カバンにネクタイを入れ出社します。いつでも、誰にでも会えるように。