先日「リーンスタートアップ」のセミナーに出席してきました。
「リーンスタートアップ」という言葉を知らなかったので、興味を持って行きました。
講師は「リーンスタートアップジャパン」の和波氏です。
「リーンスタートアップ」の「リーン」とは無駄が無く効率的という意味で、効率の良い起業や新規事業のための方法を探し出し、実行することです。
このセミナーで講師が特に強調していたポイントは「売り先が決まってからお金をつぎ込む」ことです。
買ってくれる人がどれほどいるか、十分な調査をしないで、売れるだろうという思い込みで製品を作ったり、仕入れをする。
しかしそれでは実際は売れず失敗ということが多いのです。
この事は「リーンスタートアップ」に限らず、昔から言われてきたことです。
特に小規模で起業する場合などは、資金が乏しいわけですからこの原則を踏まえなければ、失敗の可能性が大きくなります。
必要なことは十分な調査です。
ただ、成功の可能性が8割9割あるかまで詰ることは不可能です。
6割程度の見込みを付けることです。
その為に和波氏は「フィード・バック・ループ」の必要性を強調します。
「フィード・バック・ループ」は「原因⇔結果」の検討を繰り返すことで、結果が増幅されていくことです。
「PDCAサイクル」や「仮説・検証」に似ています。
どの方法をとるにしても、検証を行った上で、最適な部分に資金を効率的に投資する。
起業の原則です。
このセミナーは「リーンスタートアップ」を勉強するいい機会をいただきました。
近い内に「リーンスタートアップ」に関する本読んでみます。