大昔、と言っても40年ほど前に「くれない族の反乱」というテレビドラマがありました。
「夫が構ってくれない」「姑は理解してくれない」「子供は言うことを聞いてくれない」など、「・・・・してくれい」という、主婦たちの「くれない族」という現象を取り上げたドラマで、社会的な反響が大きかったものです。
今も「・・・・してくれない」と、叫んでいるのは、日常生活ばかりでなく、社会のいろいろな分野で見られます。
そこには、「・・・・してくれる」のが当たり前という考えが先にあるのではないでしょうか。
甘えと言えば甘えです。
そのような人に、何かの機会に、「・・・・して上げる」という行為をさせて上げる。
それによって、「誰かが喜ぶ」という経験するさせて上げる。
きっと、そこに「感動」が生まれるはずです。
特に若い人には、そのような経験は大切です。
ボランティアもいいでしょう。アルバイトでもいいでしょう。
でも、その前に、家庭内で、家の仕事の手伝いをさせてみてはいかがでしょうか。
玄関掃除、風呂掃除、買い物等、手伝いを1つすることで、褒めて感謝をする。
ご褒美を小遣いではなく、感謝。
自分のした手伝いが親が喜ばせる。して上げる喜びを知る。
それによって、将来大人になっても、仕事を通して、人の役に立つ喜びを知ることになると思います。
仕事のご褒美は仕事。
そんな風に思えると、仕事は楽しくなっていくことでしょう。