「徳」というと、論語や仏教など東洋思想の1つだと思っていました。
ところが、ベートーベンの書簡集の中に、「徳」が大切なことを書いています。
「弟カルルよ、お前には前からお前が示してくれた親切に感謝する。僕の望みは、お前たちが僕よりももっと幸福な、わずらいのない生涯を送ることだ。お前の子供には「徳」をすすめる。『徳』のみが幸福をもたらすことができる。金ではない。僕は経験からこう言うのだ。逆境の中にあって僕を励ましたものこそ『徳』であった。僕が自殺によって生涯を終わらなかったことは、我が芸術と並んで『徳』に負うているのだ」
「徳」は善悪を知り、利他で生きることで身につきます。
ベートーベンが「徳」について述べていたのには驚きました。