経営の12か条
1・事業の目的・意義を明確にする
(公明正大で、大義名分の高い、やりがいのある高い目的を立てる)
我が社が目指すものは何かが分からなくては、進みようがない。
山登りに例えると、近くの低い山に登るならスニーカーで行けるけれど、アルプスやエベレストに登るなら、それなりの準備と覚悟・心構えが必要です。
そして何より重要なことは、「目的・意義」を明確にすることで、同じ頂を目指して、社長・従業員ともに「ベクトル」を合わせ進んで行くことが出来ます。
これが明確でなければ会社の「力」が分散してしまいます。
京セラの経営理念は「全従業員の物心両面の幸福を追求する」です。
会社の理念が社長や株主のためでなく、そこに働く従業員の物心両面の幸福を目指すのであれば、皆のベクトルが合います。一生懸命働くのは自分達のためなのですから。
これほど強力な「目的・意義」はないでしょう
稲盛さんが創業したKDDIや再建したJALの経営理念も同様に「全従業員の物心両面の幸せを追求する」です。
(盛和塾 塾長講話から)