「来る人に安らぎを、去り行く人に幸せを」
これはドイツのローテンブルクの旧市街地に入る門に、1586年の建造年とともにラテン語で書かれているそうです。
この言葉を社長室に掲げてりるホテル経営者もいるそうです。
この言葉はまさにホテルマンの精神そのものです。
私が40年ほど前、当社が新しくホテルを開業するため、東京第一ホテルで研修している時、支配人から言われたことを思い出します。
「山地さん、ホテルのサービスは何も難しくありません。自分の家にお客様を迎えする時、美味しい食材を買ってきて、奥さんが腕を振るって料理を出し、楽しく歓談し、夜は新しいシーツを敷いた布団に寝ていただく。翌朝も心をこめた美味しい朝食を出し、お見送りをする。それと同じくことです」
「来る人に安らぎを、去り行く人に幸せを」
その言葉はホテルマンばかりでなく、サービスマンの精神そのものです。