最近テレビを見ていてチョット嫌な気分になる時があります。
若いタレントが街中を歩きながらの番組の中で、素人、特に年上の人にタメ口を聞くのを見て、「なんだ!」と思ってしまいます。
テレビに出て少し有名だからと思って勘違いしているのでしょう。
また、それを許している大人が悪いのです。
昔、演歌歌手の三波春夫さんは「お客様は神様です」と言っていました。
テレビタレントも客商売。サービス業なのです。
私達商売人からすると、お客様に対してのタメ口はもっての外です。
お客様への気配り、心配り、そしてお客様の心に寄り添うのです。
「親しい仲にも礼儀あり」
たとえ親しくなっても越えてはいけない一線があります。
「慇懃無礼」もダメですが、一線を越えての「慣れ合い」もダメです。
飲み屋さんでマスターと友達のように親しくなって馬鹿話をする時も、一線を知っているマスターは決してお客を馬鹿にしません。
だからお客様は居心地が良くなって通うのです。
一流のマスターは「親しさ」と「慣れ合い」の違いをわきまえています。