数日前の新聞のコラムに、商売は「足し算、引き算、そして掛け算で成り立っている」とありました。
足し算は売上を上げること。
引き算は経費を少なくすること。
掛け算はブランドやM&Aで飛躍すること。
この話であまり合点がいかないのは掛け算という考え方です。
商売の基本は「売上最大、経費最少」の積み重ねです。
この地道な努力の結果が会社成長の原点です。
掛け算という考えは、ギャンブル的経営になりがちです。
起業して地道に商売を続けていると、時として飽きが来、もっと効率的な方法とか、儲かる商売がないかと迷いが起きます。
ある時、その誘惑に負けて安易に手を出してしまうことがあります。
これが失敗の元。
そのような起業家の例を多く見て来ました。
よく言われるように「商いは飽きないこと」です。
毎日の積み重ねこそが王道。