今日は笑顔について書きます。
仕事をする時、特にサービス業の人にとって笑顔は大切です。
私も以前ホテルの支配人をしていましたが、常に笑顔でいる為には努力が要ります。
ある人は笑顔を続けることは「筋肉の問題だ」と言った人がいます。
でも、作られたものでなく、自然に出てくる笑顔にはそれなりのコストが掛かるのです。
ホテルの場合です。ホテルの社長や支配人は部下に対して常に笑顔の大切さを話し、笑顔でいることを求めます。
しかし、そう簡単に作れません。
それは、お客様に対するホテルスタッフの対応は、ホテルの上司とスタッフとの対応に比例しているからです。
それなりの給料をもらい、待遇も良く、ホテルの上司とスタッフが共に笑顔でいれる環境が、そのままお客様への笑顔になっていきます。
逆に給料も安く、勤務状況も厳しく、常に命令されてばかりいる環境では笑顔が出ません。
いくら強制されても出て来ません。
そういう意味で笑顔にはコストが掛かるのです。
笑顔についてもう一つ
スーパーやコンビニへ行った時感じるのですが、笑顔が無いのです。
スーパーやコンビニの店員ではありません。
お客さんです。
お客さんがレジの前で無表情で黙ってモノを置き、お金を払い、黙って帰ります。
「お願いします」とか「ありがとう」とかの言葉も無く、無表情です。
見ていると怖い気持になります。
お客さんが「ありがとう」と言えば、店員はとても嬉しいものです。
「ありがとう」と言うと損するとでも思っているのでしょうか。
最近知ったのですが、アメリカアイダホ州にある「ポカテロ市」には「笑顔条例」があるそうです。
笑顔条例
1条 ポカテロ市民で不機嫌な顔をしているものは罰せられる。
2条 笑う習慣を身に付ける為、毎年「笑顔週間」を設ける。
3条 笑顔係を新設して、笑わない人を逮捕する特別官を置く。
4条 条例に違反した人は「笑顔作りの講習」を受けること。
こんな街があるとは知りませんでした。
笑顔があふれている街って素敵ですね。
皆さんも一度行ってみたいと思いませんか?