今、日本中で「人手不足」が話題になっています。
牛丼店の「すき家」の人手不足は特にマスコミで取り上げられています。
それに比べて同じように人出不足だろうと思われる他の牛丼店の松屋や吉野家はそれ程取り上げられていません。
「すき家」のゼンショーのマスコミ対応が悪かったのでしょうか。
ゼンショーはブラック企業とのレッテルも貼られています。
今、景気が少し良くなってきただけでこの人手不足。
震災復興や、オリンピックに向けて益々人手不足が深刻になると思います。
と同時にそれは働く人の待遇が良くなっていくチャンスかもしれません。
私の家の近くに建築現場があります。
そこでは多くの土木作業員、鉄筋工の人達が炎天下の中働いています。
この業種の人達も人手が不足してとのことです。
それと同時に賃金は上がっているそうです。
でも上がっても日当13000円程度。
それでは1か月30万円くらいにしかなりません。
過酷な環境で働く技術者の待遇としては決して高くありません。
以前聞いた話ですが、日本、特に北海道の型枠工は海外で人気があるそうです。
北海道は冬があるので、型枠工は短い期間内で早く、そして正確な仕事が求められます
話をしてくれた人は、近いうちにその型枠工達を連れて台湾で会社設立すると言っていました。
台湾のゼネコンから誘われているのです。
現在日本では、ITや家電、その他の分野の技術者が海外に流出していると言われています。
日本でしっかりした仕事環境を作っていかなければ、土木や建築の優秀な技術者も海外へ流出していくかもしれません。
人を大事にする経営。
今それが求められています。