昨日は「ターゲットを絞り込む」話を書きました。
今日はその続きになります。
小さな会社にとって、限られた「お金」と「人」を集中するには、「自社の強み」を生かさなければなりません。
その「自社の強み」は何か。
多くの経営者に「自社の強みは?」と聞いてもよく分かっていない人がいます。
製造業の場合、その会社の強さは、「緊急対応が出来る」「小ロット生産が得意」「塗装職人の技が生かせれる」など有ります。
飲食業も同様です。
洋食屋は「ハンバーグが得意」オムライスが美味い」など得意分野が有ります。
そして単に洋食屋とするより、「ハンバーグ」や「オムレツ」に特化し、それを深化させることで専門店になれます。
それなのに、「自社の強み」に自信が持てず、その他のメニューも出します。
その結果、多くの洋食屋の1つに埋没してしまいます。
札幌にある「牛亭」はハンバーグの店。
「創作オムライスポムの樹」はオムライスの店。
また「自社の強み」の他に「他社と異なるところ」も作らねばなりません。
他社のハンバーグ店やオムライス店との差別化をしていかなければ、その分野で抜きん出ることができません。
それに成功した「牛亭」はハンバーグで札幌で店を展開し、「創作オムライスポムの樹」はオムライスで全国展開しています。
「自社の強さ+他社と異なるところ」が「ターゲットと絞り込んだお客様」と結び付けば、大きな成果が得れるはずです。