今朝の日経新聞に鳩山由紀夫前総理のことが書かれていました。
ロシア関係者の話として、「鳩山首相が2回もロシアに来るというので何か、重要な提案があるかと思ったら、ただの社交だった。何の戦略も無い日本とはつき合っても仕方がない」と言っています。
日本歴代の首相の中でも、このように外国の外交関係者から「外交でなく社交」と言われたことは、無かったのではないでしょうか。
会社の経営者の行動も同じことが言えます。
会社の関係する会合も、自分の趣味趣向で参加を決めている人がいます。
「外交」と言いながら「社交」になっているのです。
会社の経費を使って参加するからには、人脈を広げ、それによって会社の収益に結びつくことを意識して参加するべきです。
反対に、自分が参加したくないと思っても、それが会社の為であれば参加すべきです。
ある体面を重んじる社長は、自分が認められる場所には喜んで出ていきますが、逆に自分より偉い人が出てくる所には部下をやります。
どう見ても逆でしょう。
偉い人が出て行くところこそ社長自ら出て行き、高いレベルの情報を得てくるのです。それが社長の役目です。
社交的なお付き合いはそれこそ部下に任せればいいのです。
小樽商科大学の瀬戸教授があるセミナーで話していました。
「私は日本経済新聞が主宰する「世界経営者会議」に毎年出席しています。参加費は10万円、宿泊は会場の帝国ホテルです。1回参加すると全て入れて20万円以上かかりますが、自腹で参加します』
大事な会合だからこそ自腹で参加するそうです。
そこでは普段会えない、ビルゲイツやゴーン社長と会い、話をしてくるそうです。
世界のトップに会って得た情報は20万円以上の価値があると言います。
今、ローターリークラブやライオンズクラブに入会する人が少なくなっているそうです。
納得できる傾向だと思います。
もう一度ご自分の社外活動をチェックしてみませんか?
本当に価値があるかどうか。