ある本を読んでいて、成程と思うことが書かれていましたので紹介します。
「煮物っていう料理は煮れば味が沁み込むということはない。
火を止めて、冷ます時に、味が沁み込んでいく。
人生もそうではないか」
確かに、懸命に生きてきても、時として寂しい時や辛い時、つまり冷えている時に人間味が増してくるのではないかということです。
人生は順風満帆ばかりではありません。
寂しい時辛い時があります。
それを味わってこそ人間味が出ます。
それを避けて生きていては、少しも魂は磨かれません。
歳を取ると実感してくることです。