今、森友学園の問題が連日マスコミで取り上げられています。
今朝のラジオでそのことに触れた評論家が、役人が政治家達の気持ちを「おもんばかった」事が問題だと言っていました。
森友学園の問題に関しては色々疑問もありますが、それは別としてその評論家の人が言った「おもんばかった事が問題です」の言葉に引っかかりました。
「おもんばかること」が悪いことのように言っていましたが、そういうことはありません。
「おもんばかる」という意味は周囲の状況をよく考えることです。
先ほどの評論家は役人が保身のため、政治家の為を思い「おもんばかった」事を批判しているのでしょう。
でも、おもんばかる事は決して悪いことはではありません。
似たような言葉で「忖度(そんたく)する」もありますが、その意味は他人の気持ちを推し量ることです。
社会人としてこれらのことが出来ないと不適格者と言われます。
サービス業で気配り・心配りをして、おもんばかることが出来ないと仕事になりません。
また仕事を任されている人が決断を求められた場合、自分の判断ばかりでなく、上司の心を忖度し、その状況を推し量り判断します。
それが出来ず、その都度いちいち上司の指示を受けたり、また逆に独断で決めると信用を失います。
「おもんばかる」という言葉はこの森友学園問題に関して大阪の松井知事が使ったことから取り上げられ、その言葉がクローズアップされたようです。
「おもんばかる」という言葉が誤解して受け取られていることに違和感を持ちました。