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起業メンター日記

才能を私物化しない

先日、盛和塾の世界大会の案内をもらい早速申し込みしました。
今年で26回になります。
思い返すと、稲盛和夫さんという経営者の存在を知り、盛和塾に入塾してもう15年ほどになります。
稲盛さんを常に心の「師」と思い、その言葉と行動に影響を受けてきました。
稲盛さんの多くの言葉の中で最近反復する言葉があります
「才能を私物化しない」
稲盛さんは著書「成功への情熱」の中で次のように書いています。
「リーダーとしての必要条件を考える時、自分には能力もある、指導力もある、素晴らしい人格も備えている。だから自分はリーダーとしての資格があるというように思うかもしれません。
天がなぜ、自分にそのようなりーダーとしての才能を授けてくれたか、それには理由があるはずです。
誰か他の人でも良かったわけです。
自分がたまたまそういう才能を持っていたとしても、その才能は世界のため、社会のため、、そして集団のために使うべきなのです。
決して自分だけのために使うべきではないのです。
リーダーとしての義務を果たさなければなりません。
決して傲岸不遜になってはならないのです。」
会社を経営する時、優れた社長は自分の才能に溺れ、優れた人間のように自己評価してしまうことが多いようです。
それを自戒させるための言葉です。
それと同時に私が最近思うのは、世界の貧富の格差についてです。
優れた経営者が会社を成功させ多くの富を手に入れています。
優れた自分が得た富をどうしようが自分の自由。
結果、世界の富の多くが限られた富裕層に占められています。
金儲けのが上手いという才能は、たまたまその人に与えられたのであり、もしかしたらその人以外でも良かったのです。
得た富は決して独り占めすモノではないはすです。
飢餓で毎日多くの子供達が死んでいる世界がある一方、富集めに奔走している金持ちの世界。
そのような世界。
考えさせられます。

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