大分前になりますが、東京に勤務していた頃、よく仕事で東京近郊の街に営業に行きました。
初めて行くところがほとんどでした。
街に行くと、時間調整など仕事の合間に本屋に行くのが常でした。
本屋に行くと、その度にその街独特の雰囲気を感じました。
どこでもあるような同じような本が並べられているのですが、展示の仕方が違っていたり、地元作家の本や地元情報に関する本のコーナーがあります。
そこで珍しい本や面白い本を見付けるのも愉しいものです。
こう言っては失礼ですが、本屋の店の多さや書籍の充実振りは、その街に住んでいる人達の知的レベルを反映しているように私は思いました。
あれから20年以上経ちます。
あれほどあった地元の本屋がなくなり、大手書店の系列店が変わりました。
その大手書店も、アマゾン等のネット販売に浸食されてきています。
私は時々地元の本屋に行きます。
そこで出会った本が、自分の人生を変える。
私はそんな経験が何度かあります。
アマゾン等のネット販売では経験出来ないことです。
ところが最近のニュースですが、アメリカでアマゾンがリアル書店を作っているとの情報があります。
本屋で「本との出会い」
大袈裟ですが、これこそが本屋を訪れる醍醐味。
それにやっとアマゾンも気付いたたのでしょうか。