6・値決めは経営
(副題:値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である)
経営の死命を制するのは値決めです。
一般にメーカーでは、原価プラス利益で売値を決めるということが行われています。しかし、競争が激しい市場では、売値が先に市場で決まってしまうわけです。そうすると、原価に利益を積み上げた価格では売れなく、値段を下げて売らざるを得なくなり、利益が吹っ飛んでしまいます。
大切なことは値決めと「仕入れ」、また製造の「コストダウン」が連動していなければならないということです。決して値決めだけが独立してあるのではありません。値決めを決定するということは、仕入れとコストダウンにも責任を持つことです。これが「値決めはトップが行うべき」ということの理由です。
(盛和塾、塾長講話より