私のところに起業を志す人がよくいらっしゃいます。
起業を志す人達はそれなりの自信があり、目算があり頑張ろうとします。
現在は起業するにとって環境はいいと私は思っています。
今の日本のような縮小経済の時は隙間が生まれます。
その隙間を見付けて起業する事は出来ます。
最初は小さい事業でも、時として大きな事業に変わることもあります。
ダスキンにしても、ヤマト運輸にしてもそうです。
ただ一方、縮小経済というのは全ての分野で、100の需要が90、80になって行くことです。
ですから、例えば居酒屋で起業をしようとすれば90,80になった市場で客の奪い合い、低価格競争に巻き込まれてゆきます。
その様な状況で起業するなら、新しいサービスやアイディアを作りだし、参入していかなければ勝算はありません。
好きだからというだけで参入し、従来と同じ商品・サービスしか提供できなければ、すぐ撤退することになります。
起業が経済を活性化すると言うのは、新しい分野の開拓、新製品開発、新しいアイディア発想があって、そこに新しい需要が生まれるから、起業の意味があるのです。
この新しい分野の開拓、新製品開発、新しいアイディ発想は、良く練られなければなりません。
どうしても独りよがりになりがち、我田引水の考え方に陥ります。
その時こそ、自分の周りにそれを評価してもらえる人のネットワーク作りが必要です。
何でも批判する人や何でも褒める人は外します。(ここがポイント)
そのネットワークがそのメンバー同士のフォローアップの場になれば大きな力になります。
私の仕事はそのネットワーク作りの手伝いをする事かと考えています