今朝、読んでいた稲盛和夫さんの著書に良い言葉がありました。
皆さんは自分の「存在価値」について考えたことはありませんか?
次の文章は、自分の存在価値についての稲盛さんの考え方です。
参考にしてみてください。
「自分の人生についても真剣に考えなければいけません。なぜ、自分はこの仕事をしているのだろうか。宇宙論的、または運命論的な存在でも結構です。運命ではなく、必然論で、『自分はあるべくして、今日ここに、こういうことをするべくして生まれたのだ』と言うように考えるのです。偶然に生まれて、偶然にそうなったのではなく、必然性があったからなのだと考えるのです。そういう哲学的なことを考えると、張り合いが出てきます。何となしに漠然と生きてきて、漠然と生きるのではなく、実は皆さんが生きていること自体に価値が生まれてくるのです。
もしこの母親から稲盛和夫と言う男が生まれず、存在していなければ、どうであっただろうか。また、存在したことに、どんな意味があったのだろうか。そういう時には、まず良いことを考えるべきなのです。皆さんに迷惑をかけたこともたくさんあるかもしれませんが、それは棚に上げて、自分が生まれてきたことによって成し得た、良い事を挙げ連ねていくのです。こんなこともあった、あんなこともあった。あんなこともした、こんなこともしたと、ずっと考えていきますと、私の周囲にいる人たちを、何らかの形で幸せにする方向へずっと導いてきたように思います」