松下幸之助さんの言葉を紹介します。
経営者の先見性について尋ねられた時です
「これは難しい問題ですね。ただ、特に感じるのは、１歩だけ先を見たらいいんやないかといいうことですね。それを３歩も４歩も前を見ようとすると失敗しますな」
「つまりね、１０年先にこうなるという見方も必要ですが、それより来年はこうなるということの方が大事です。政治家なら１００年先の大計が必要やけど、経営者は明日の経営でいい。１歩ずつ先んじたらいいと思うんです」
稲盛和夫さんも同じようなことを言っています。
「長期計画を立てる必要はないと考えます。それは長期の経営計画を立案しても、中々達成できるものではない。必ず予測を超えた市場の変動や、不測の事態が起きる。反故になるような計画であれば作らない方がいい。
京セラは１年間だけの計画を立ててきた。３年先５年先のことは誰も予想することができません。
今日１日を一生懸命働けば明日が見えてくる。今月を一生懸命に働くことで来月が見えてくる。今年を一生懸命働けば来年が見えてくる。大体これまでしか見えて来ないもの」
やはり、毎日の仕事を懸命にすることに尽きるのでしょうね。