前回は先見性について松下幸之助さんの言葉を紹介しました。
今日はその先見性について、松下幸之助さんの言葉をもう一つ紹介します。
幸之助さんは先見性を養う秘訣を問われました。
それに対して幸之助さんは「本当を言うと先は見えていなんじゃないでしょうか。けれども、長年経営の仕事をしていると勘が働くか働かないは、これ大きな問題です。
目の悪い人が杖を頼りに歩いていても、あまり怪我もしまへんわ。僕も杖をついて先を探りながら歩くような方法をとってきたにすぎません。だから、怪我もなかったんです」
経営者の「勘」と言うのは、思い付きではなく「ひらめき」です。
「ひらめき」にはそのにはその裏付けとなる知識や経験、それにどれだけそのことについて真剣に考えているか。その深さによって生まれてくるものです。
毎日、絶えず仕事のこと、経営のことを思い続け、考え続けるか。
そこにかかっていると思います。