昔からの諺の一つに「可愛い子には旅をさせろ!」というのがあります。
子供を1人で旅に行かせて、1人で生き抜く術を身につけさせる。そう意味もあると思います。
私も50年ほど前、大学生の時、1人でアメリカ旅行に行きました。
行き帰りの飛行機のチケット、アメリカ国内を動き回るためのグレイハンドバスのフリー切符、それにお金を持って行きました。
英語もできず、「How much?」しか分からないまま出発。
アメリカのロサンジェルスに着いた時に泊まるホテルも予約せず、行き当たりばったりの旅でした。
確かに、4ヶ月間の旅は、私を変えさせたと思います。
しかし、「旅をさせろ」の「旅」は必ずしも旅行ばかりを意味していません。
大人社会に飛び込んで、苦労しながら学び、自分で気づき、やがて天職を見つけて、自分が本当に作りたい人生を長い時間かけながら作っていくことも、旅に出ることの意味だと思います。
「ぬるま湯」から抜け出させる。これが子育てには大事です。