20世紀最高の経営者と言われた、元GE経営者ジャック・ウェルチのリーダー論を紹介します。
彼はリーダーとのすべきこととして8つのルールを示しています。
1・チームの成績向上を目指して一生懸命努力する。あらゆる機会をとらえて、チームメンバーの働きぶりを評価し、コーチし、自信を持たせる。
2・部下にビジョンを理解させるだけでなく、ビジョンにどっぷりと漬かるようにさせる。
3・みんなの懐に飛び込み、ポジティブなエネルギーと楽天的思考を吹き込む。
4・素直な態度、透明性、実績を通じて信頼を築く。
5・人から嫌われるような決断を下す勇気、直感に従って決断する勇気を持つ。
6・猜疑心と言い換えても良いほどの好奇心で部下に質問し、部下が行動で答えるよにさせる。
7・リスクを取ること、学ぶことを奨励し、自ら率先して手本を示す。
8・派手にお祝いをする。
この8つのルールの中には相反するものもあります。例えば(3)楽天的に「大丈夫」と言いながら、(6)疑り深く質問すること。
リーダーは様々な相反するニーズのバランスを取る必要があります。バランスを取るという行為は大変難しい。「だからこそリーダーとして働くのは楽しいのだ。仕事で成長するチャンスが毎日やってくる」とウェルチはいいます。
逆に言えば「それが難しくてできない」と言い訳をする人はリーダーとしての資格がないということです。