今朝、なぜかイラつく自分に気付きました。
何となくで、特別理由があるわけではありません。
人に好まれる性格は寛大な人、寛容な人です。
人は自分には寛大な心、寛容な心がなくても、他人にはそれをを求めます。
人には優しさを求めるのでしょう。
この「寛大」と「寛容」の意味は似ています。
でも、若干違います。
辞書によると「寛大」とは度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこととあります。
「寛容」とは心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないことです。
この2つは似ていますが、その反対語を調べてみると、その違いが分かります。
「寛大」の反対語は「偏狭(へんきょう)」です。
「偏狭」とは自分だけの狭い考えにとらわれること。度量の小さいことを意味します。
「寛容」の反対語は「厳格」です。
「厳格」とは 規律や道徳にきびしく、不正や怠慢を許さないことです。
仕事をする時、上司が「寛大」で「寛容」な人だと、いい上司と評価されます。
それでは会社のトップはどうあるべきでしょうか。
私は「寛大」であっても、「寛容」であってはいけないと思います。
「寛大」でありながら「厳格」であるべきです。
トップが「偏狭」な心の持ち主では誰もついてきません。
しかし仕事に対して優しすぎると会社はつぶれます。
「寛大」な心を持ちながら、仕事の上では「厳格」に処理するトップこそ、部下から信頼され、ついていこうという気持ちにさせます。
優れた経営者は、特に若い頃「カミソリ」と言われるくらい厳格な人は多かったです。
そのような経営者は自分にも厳しかったのです。
「寛大な心」を持ちながら「厳格」な仕事。
今朝改めて認識した言葉でした。