昨日、知人が「札幌オフィスプレイス」に訪ねてこられました。
用件はオフィスに入居しているAさんにお客様を紹介しようとしたようです。
ただ、その時に知人が話した言葉が妙に引っ掛かかりました。
「Aさんに○○というお客さんを紹介してやろうと思ったんです」と言いました。
私が気になったのは「○○してやる」という言葉です。
これはあまりいい言葉でありません。
完全に上から下へ見下した言い方です。
私は小さい頃、親に向かって「わかったよ。○○してやるよ」と言ったところ、父親に烈火のごとく叱られました。
「○○して上げる」と言いいなさと、何度も叱られました。
もっと丁寧な言葉は「○○して差し上げる」でしょうが。
そんなこともあったせいか「○○してやる」と言う言葉が気になります。
日常生活で気になるといえば、敬語・謙譲語を使う時です。
「ビジネスマナー意識調査」という調査によると言葉使いに「あまり自信がない人」が62.5%、「まったく自信がない人」が13.7%と、2つを合わせると、76.2%の人が言葉使いや話し方に「自信がない」と答えています。
4人に3人は言葉使いや話し方に自信がないと思っているのです。
私も気付かぬうちに間違えた言葉を使って、先ほど自分が感じた様なことを、他の人が感じているのかと思います。心しなければ。
敬語や謙譲語と関係ありませんが、チョットした言葉使いで違うものもあります。
小椋圭さんの歌詞で「もうと思えば下り坂。まだと思えばも上り坂」と言うのがあります。
言葉が1つ違うだけで、全く違うものになります。
言霊とはよく言ったものだと思います。