今、第1原発では事故処理が大変な状況です。
その事故によって日本中の原発が地震などの天災に弱いとみなされ、稼働停止されている原発が多くなっています。
1000年に一度の大災害にも耐えられるのかということで問題になっています。
今回の1000年に1度の災害で第1原発は大事故を起こしまいたが、第2原発の方はそうではなかったはずです。
このことをインターネットで調べてみますと、東京電力が発表している7月2日付の「福島第二原子力発電所 プラント状況のお知らせ」では「1~4号機は冷温停止中です」と安全に安定してことが書かれています。
そうすると今回の1000年に1度の大災害にも耐えれた原発だったとの見方も出来るのではないのでしょうか。
第2原発は第1号原発に比べ新型であるという情報もあります。外部電源の確保がキーポイントだったという情報もあります。
第1原発の被害を強調するあまり、第2原発のことをあえて報道しなかったのかどうかわかりません。
勿論、だから原発が安全だと言っているわけではありません。
ただ日本人が原発反対・推進を判断する時、その公平な判断材料が必要です。
それが意識的ではないにしろ、一方だけの話ばかりが強調されてしますと、本当の判断が出来ません。
現代は情報が溢れていると言われます。
だから公平な判断が出来ると思っています。
しかしそれは錯覚なのかもしれません。
入ってくる情報の量が多い方に人間の判断が偏ってしまいます。
人間の心が極端から極端に簡単に移ることは、歴史上でも明らかです。
「軍国主義から平和主義」、「過激学生運動からノンポり学生」「石油ショック時の買い占め現象」等がありました。
情報を集めて分析する時、今までは「右派・左派」等の「水平的思考」に気を取られていました。
もう一つ「垂直的思考」で深く知ることも必要。
また「老人・若者・子供」「社長・課長・社員」等の「上下思考」でモノを考えることも必要かもしれません。
天の邪鬼的に常に色々な切り口から物事を観察する力こそが、情報過多言われる時代に必要だと改めて感じています。