今回の上京は盛和塾の世界大会に参加するのが目的でしたがそれ以外に色々な人に会い充実した約1週間でした。
盛和塾の世界大会では2日にわたり8人の経営者による「経営体験発表会」があり、各経営者がそれぞれ、感動の発表でした。
「東京の医療法人愛生舘 小林武彦さん」「熊本の株式会社ヒライ 平井浩一郎さん」「大阪の太陽ファスナー株式会社 馬淵健司さん」「鳥取の寿スピッツ株式会社 河越晴皓さん」「石川県の株式会社ぶどうの木 本昌康さん」「兵庫県の株式会社フジタ精米人 藤田覚さん」「京都の日本クリニック株式会社 小嶋享子さん」「新潟の株式会社佐文工業所 佐藤銀次郎さん」
この中で特に驚いたのが鳥取の寿スピッツ株式会社の河越晴皓さんの話です。
話を聞いていると、北海道小樽にある「小樽洋菓子舗ルタオ」がこの河越晴皓さんの会社なのだということです。
ここのお菓子は美味しいということで評判になって、北海道土産として高い人気があります。
でも私は「ルタオ」は北海道の会社が興したお菓子会社だとズーと思っていました。
大会に参加していた札幌の仲間も私と同様に驚いていました。
驚きと同時に少し寂しさを感じました。
落下傘のようにその場に舞い降り、アッという間に北海道を代表する会社にしてしまうその手腕の凄さと、なぜ同じことが北海道人が出来なかったのかという寂しさです。
あまり地元根性を出し過ぎる考えは良くないのは分かっているのですが・・・・
その他に兵庫の「フジタ精米人」と言う会社の仕事内容に驚きました。
この会社は精米を中心に成長してきましたが、今は「ご飯」を売っているということです。
自社精米したお米を自社で炊き、それをレストランや寿司飯にして寿司店に業務用として販売しているのです。
どのようなレストランや寿司屋が使うのかはわかりませんが、「ご飯くらい自社で炊けば」と思います。
でもこれも商売になるのです。
思いもつかないところに需要が生まれるのだとつくづく考えさせられました。
利益率1%という薄利多売の会社ですが、それを5%までに持っていっているのはこの藤田社長の手腕です。
この会社は、年商31億円、従業員31名の会社です。
利益率5%ですから1億5千万円でしょうか。
盛和塾世界大会では稲盛経営者賞が発表され、最優秀賞は東京の小林武彦さんが選ばれました。
ここ数毎年のように大会に参加させていただきますが、いつもものすごいパワーを感じ、エネルギーを受けています。
これほど真剣に会社経営している人達がいるという思いは、社長は孤独だと言われる中、連帯感を生んでいるのではないでしょうか。
この大会には70人ほどの日本航空の職員も参加し、話を聞いていました。
また、来年も参加したいと思っています。