以前にも書いたと思うのですが、起業する時、1人でするか別の人と組んでするかという選択肢があります。
1人より2人で起業するメリットは高いです。
互いに夢を語ることでモチベーションを維持し、励まし合いながら目的に向かって仕事を遂行していくことが出来ます。
ただ、その時に注意することは、その立場と責任分野の明確化です。
社長が2人いてはダメです。
社長、専務と名称を分けても時として専務の方が声が大きいとお客様から逆転して見られます。
また社長がその立場を充分意識しないと、専務に頼り切ってしまうこともあります。
そうなると社内でも益々混乱してきます。
お金と人事権だけは社長が最終管轄すること、これがポイントです。
次に大切なのは、連携でしょう。
任せっ放しではダメです。責任分野以外だからという気持ちで立ち入らないのもダメです。
社長は最終責任を取らなければならない立場です。
遠慮することはないはずなのですが、口を出さないということが見受けられます。
よく言われる言葉ですが、「ホウ、レン、ソウ、ダ」です。
報告、連絡、相談、打合せです。
ついでながら書きますと、会社に必要なのはその他に「ポパイ」です。
ポリシー、パワー、イノベーション。
これらを合わせて「ポパイのホウレンソウ」です。
改めて書きますが、会社経営する時、連携、特にトップ同士の連携が重要になってきます。
分かっているだろうでは決してうまくは行きません。
また起業した時は、あせらず確実に仕事を進めることです。
効率を求めては基礎が出来ません。
確実に進めれば1+1=2になります。
あせると1×1=1なのです。
最初は1つずつ「足し算」のように仕事を進め、実力が出てきた時こそ「掛け算」のように加速度を付けます。
トップ同士が連携しないと1-1=0になってしまいます。
昨日来られた方々はこの点はしっかりしていそうなので上手く行くはずです。
その会社の成功支援はこれからも続けていく予定です。