日本中で夏場には節電に努めました。
それと同時に蓄電に対しての関心が高くなっています。
今朝の新聞に「蓄電池の性能が高くなってきている」と書かれています。
トヨタ自動車は連続走行距離が100kmに迫る次世代電池を試作しました。
マツダは電池の容量を2倍近くに増やせる電極材料を開発。
NECは20年間持つ長寿命の住宅用蓄電池を可能にしました。
今まで電気を蓄電することが難しかったたのですが、ここへきて飛躍的にその蓄電性能が伸びてきました。
そうすると今まで電力会社が発電しても無駄にしていた電気を蓄電しすることが出来ます。
家庭で発電した電気も蓄電することが出来、家庭で使う電気の自給自足が可能になるかもしれません。
また、世界中で進められている電気自動車の普及も早まるでしょう。
そうなると、世の中の様子がガラリと変わります。
ガソリンの需要が急減し、産油国も別の産業を改めて構築していかなければならなくなります。
ガソリンスタンドの数も大幅に無くなるでしょう。
ポケベルが出てきてフィーバーしましたが、一時的なもので終わりました。
PHSの出現により無くなってしまいました。
そのポケベルで大きな利益を上げた会社も今は既にありません。
PHSも携帯電話が出てきてから、同様な流れです。
私はこの高性能の蓄電池が出てきたことによる世界に与えるショックは、ポケベルやPHSの盛衰どころの比ではないくらい大きいと思います。
産業構造も生活環境も大きく変わります。
世の中で大きな動きがある時は、このことによる影響を早くから察知して、自社の経営方針を見直すことが大変重要になってきます。
自社の強さと、新しい動きをどう結び付けるか、それを考えるのがトップの仕事です。
高性能の蓄電池は世の中を変える可能性があります。
その時の自分の生活がどのようになっているか想像してみるのも楽しいのかもしれません。