そして自分の欠点を思い浮かべれば、すぐに何個も出てきます。
それに比べ長所と言うとなかなか出てきません。
私は社会人になった若い頃、周りの人から色々欠点を指摘されることが多かったです。
私は素直?なので人の話をよく聞く方でした。
ですから言い易かったのだと思います。
私は素直で真面目に一生懸命欠点を直そうと努力しました。
少しは直ったかもしれませんが、それと同時に自分に対しての自信も無くなったように思いました。
小さい子供の頃は「良いこと」「悪いこと」を教える為にも、指摘して教育していくことは必要です。
しかし社会人になれば長所を伸ばすことに力を入れて教育するべきでしょう。
そして特に30歳を過ぎた人間には欠点を直そうとしても無理です。
無理なことに力入れるより長所を伸ばすことです。
私も起業する人達に言うのは、自分の良いところを見付けて、それを意識して伸ばすようにすることが起業を成功させるコツだと言います。
起業した時会社はまだ小さく、「個人=会社」の形が多いです。
その時は欠点を振り返るより、自分・自社の良いところを伸ばすことに力を入れることで、収益はどんどん上がります。
会社の実態が「個人=会社」の時はそれでいいです。
会社が大きくなり、その実態が「個人≠会社」になった時、長所を伸ばすとともに、欠点を拾って直すことに意識を変えなければなりません。
過去には折角大きく成長してきた会社が、不正営業行為やアフター体制の不備等のため、会社が無くなってしまった多いう例が多くあります。
個人のレベルでは長所を伸ばすことに力を入れ、会社が個人経営のレベルと超えた時は欠点を無くし、コンプライアンスを守らなければなりません。
会社のトップはその切り替えをどこでするか、その判断がとても重要なのです。
その時に会社の理念や使命が明確に作られるのでしょう。