私は現在、レンタルオフィス「札幌オフィスプレイス」の運営をしていますが、家具工場の専務でもあります。
また、過去、いろいろな会社の経営を見て来ました。
経営の実態を見る上で、売上高、生産高、粗利益、営業利益等の数字の推移は大切です。
工場経営では、その中でも「1人当たりの生産性」「1人当たりの加工高」が重要視されます。
でも、もっと突き詰めれば、1人当たりの「時間当たり生産性」「時間当たり加工高」が重要です。
この「時間当たり生産性」は人的効率を表しています。
残業して生産高を上げるより、通常勤務時間内に高い生産を上げることは、会社にとっても従業員にとってもいいことです。
1人で起業した時は、この生産性の考えを取り入れてみてはいかがでしょう。
決めた目標に向かって進む時、計画を立てそれを遂行します。
しかし、一人だとつい気がゆるんで、効率が悪くなります。
起業した時、自分の「時間当たり」の作業効率を考えてみてください。
するべきことがあるのに、ついつい別のことをして時間が過ぎていきます。
一人で仕事をする時、いかに自己管理が大変かがわかると思います。
起業した時は一人ですから、誰かが話を聞いてくれる人がいません。
私が設立しました「起業成功支援協会」では、毎週1回、起業者とのミーティングを持ちます。
過去1週間の進捗状況の確認と、今後1週間のやるべきことを決めます。
自分を管理するのは難しいですが、管理するためのシステムを利用すれば
より早く目標が達成できます。
起業した時大切なのは早く成果を出すことです。
ゆっくりしている内に自分のモチベーションも下がり、成功する事業が頓挫してしまう恐れがあります。
時間を大切にしましょう。