北海道の冬は雪道のため車の運転が大変です。
2~3年前までは結構除雪が行き届いていました。
昔のように車の車輪が雪道のワダチに埋まって動けないということも少なくなりました。
雪道から抜け出すためのスノーヘルパーの使用回数も少なくなってきました。
ところが昨年くらいから札幌市の除雪予算が削減されたのか、除雪・排雪の回数が少なくなっているようです。
メイン道路はいいのですが、少し脇道に入ると除雪が不十分です。
昔のように雪道のワダチがひどくなっています。
その為か最近は4WDの車が増えています。
私の車も4WDですがワダチに入っても抜けれないということは無くなりました。
これから北海道に住む人にとって4WDの車は必需品なのかもしれません。
そんな北海道の雪道ですから、それなりのドライバーの心得があります。
雪道で埋まっている車があれば、車を後ろから押して脱出させたり、雪で狭くなった道路で対向車と出会った時は譲って上げたりします。
不便だからこそ「お互いさま」という気持ちが生まれ、優しい気持ちになるのだと思います。
雪道の埋まった車を後ろから押す時は、空回りする車輪が巻き上げる雪がもろに当たり、押す人は雪だらけになります。
それでも文句言わず押します。
皆見知らぬ人同士ですが、脱出出来た時は皆が笑顔になり、「良かった、良かった」と言って別れます。
私は今までそれが当り前だと思っていましたが、考えてみるとすごく優しい人達だったのです。
最近雪道が良くなり、そういう機会が少なくなったせいか、マナーが悪いドライバーが増えたように思います。
狭い道を我先にと進む車もいます。
その車が仕事の車で、会社の名前入だったらどうでしょう。
その運転手は気付かないのかもしれませんが、私の会社は「このような乱暴な運転をしていますよ」と悪宣伝しているようなものです。
逆に優しい運転をして、道を譲ってくれた時は軽く会釈をして行くと、その会社の名前を見て「いい会社だな。今度買う時はこの会社にしよう」と思ったりします。
会社の経営者もこのことに気付き、運転マナーを徹底している会社もあります。
北海道の雪道は色々の事を教えてくれます