子育ての本や会社の人事教育のに関する本に「ほめて育てる」という言葉がよく出て来ます。
その人のやる気を出すために使われています。
確かに子供はテストでいい点数を取り、親や先生にほめられるとその気になります。
次も頑張っていい点数を取りほめられようとします。
その内に子供は勉強が楽しくなり、学力も上がり優秀な学生と言われるようになります。
ここまでは順調でいいのです。
でもほめられて育てられた子供には欠点が生まれます。
最大の欠点は失敗を恐れることです。
失敗しそうな事は極度に嫌います。
そして親や先生に気に入られる様な事や無難な道を探します。
そこにチャレンジ精神は育ってきません。
優秀だけれど自分の枠からはみ出すことが出来ないのです。
このほめて育てるという方式を会社の人事で使っているところがあります。
やはり間違えています。
決められたことしか出来ない人間を育ててるだけで、何かの挑戦しようとする人は生まれません。
それでは褒めることはすべて悪いかというとそうではありません。
大事なのは結果をほめるのでなく、一生懸命頑張ったことをほめるのです。
挫折した子供の方が伸びると言われます。
会社でも、失敗を恐れず何かに挑戦した人は評価されるべきです。
懸命に頑張った結果、失敗しのであればその努力は認めてあげるべきです。
失敗を恐れ、何もしない人間より何倍も評価されるべきです。
失敗したことはとがめても、挑戦したこと、頑張ったことが評価されるとまたやる気が出ます。
人はほめられて伸びます。
でも、ほめるところを注意してほめましょう。