昨日勉強会で中小企業金融円滑化法の話しを聞いてきました。
1年前の24年3月現在に数字ですが、この法律による返済猶予申込件数は327万5千件を越し、金額も92兆8千万円を越しています。
この金額に驚きます。
日本の国家予算に匹敵します。
3月以降この法律が終了したことによる企業倒産を防ぐために、国は「金融機関によるコンサルティング機能強化」「企業再生支援機構等による支援強化」等を進めるようです。
まだこの施策が具体的にどう進められるのか、中小企業支援に財政支出が行われるのか分かりません。
財政再建と言われているのに大盤振る舞いは出来ないでしょう。
法律が切れた3月から今月にかけてはまだ倒産件数が極端に増えている様子はないそうです。
でもこれからが心配です。
特に先ほどの92兆8千億の数字の中には住宅ローンは4兆4千億円あります。
この住宅ローンの返済は中小企業と違い支援の方法がありません。
これも大変な問題です。
中小企業金融円滑法のことは分かっているつもりでしたが、改めて勉強になりました。